患者さんの心の声を大切に |
投稿:院長 |
我々も初心者の頃、駆け出しの頃は人の意見を良く聞く姿勢があります。 しかし、臨床経験を重ねある程度自信というものが必然的に生まれてきます。 勿論おどおどして、自信なさげに対応しては、患者さんに不安感を与えてしまいまい 治療が円滑に進まなくなります。 私も若い頃は 「こんなにあなたの為に一生懸命しているんです」 「全てを投げ打ってでも精神誠意しているのに何で解ってくれないの」 てな感じでジレンマに陥り易いものでした。 しかし、上司が 積極的傾聴を心がけると患者さんは心を開いてくれるものです。 スタッフとて同じ事であると思います。 暴君ネロ、独裁者ヒットラー、失脚崩壊した大企業の経営者は概ね、自分の量りのみ を判断基準にして、全く人の意見に耳を貸そうとしなくなります。 話し上手か聞き上手かで人生観が大きく変わるとも思われます。 ある精神科、心療内科のDR.がおっしゃっていました、 とにかく、ここにいる女性のぐちや男にとり取るに足らない話でも徹頭徹尾聞いてあ げる事が第一であると。 カンセリングの用語に 「積極的傾聴」 というものがございます。 患者さんが言う事でも心の中で 「何が素人が解りもしないで」 部下が言おうものなら 「何をつべこべ言うんだ」 という態度が自然と見え隠れしてしまうものです。 昔から 「賢者は聞き、愚者は語る」 というイスラエル王・ソロモンの言葉があります。 言いたい事をぐっとぐっと押し殺してまずは聞いてあげる姿勢が大切と思います。 患者さん、スタッツフにはできても、妻にはできない私はまだ愚か者でしょうか?? |
2017年2月14日(火) |
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